Yukkieの子どもと一緒に学ぶ子育て

算数大好き息子と元英語講師の母の二人暮らし。夫とは2017年に死別。前を向いて明るく楽しく生きています。私たちの日常や日々思うことを綴ります(ギフテッド、2E、学習、受験、塾)

[2021.6.7] 四谷大塚 全国統一小学生テスト(小2)を受けてきました

小学2年生の算数大好き息子について書いています。

  

6/6(日)に四谷大塚の全国小学生統一テストを初めて受けてきました。
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全国小学生統一テストは、四谷大塚が年2回行っている無料の公開テストです。

公式HPには、「昨年11月は全国152,622人が挑戦しました」と謳っています。調べたところ、昨年令和2年度の全国の小学生児童数は6,368,550人だったので、全体の約2.3%、100人に2.3人が受けたいうことですね。

四谷大塚の教室以外でも、会場になっている塾がたくさんあって、地方でも受けやすそうです。

www.yotsuyaotsuka.com

 

2年生は国語と算数の2教科。それぞれ30分、150点満点です。30分という短い試験時間から、まあ2年生だし、易しめの問題が多いゆるいテストなんだろうと、私は高をくくっておりました。

 

試験が終わっての帰り道、歩きながら息子に感想を聞いてみました。

算数は、最初はめちゃくちゃ簡単だけど、最後はすごく難しかった。最後の1問には時間がかかって、解いている途中で「おしまい」と言われたので、とりあえず何か記号を書いた(選択問題)。それ以外はだいたいできた。

国語は、全部難しかった。ちょっとできなかった感じがする。4~5問わからない問題があった。

とのことでした。

 

家に帰って問題用紙を見せてもらうと、ん?結構みっちりあるやん。という感じで、問題量も難易度も私の予想を上回っていました。

算数は、簡単な足し算、引き算から始まっているものの、最後の設問は問題の文と表がなんと3ページにわたって書かれており、内容も複雑で、算数の力だけでなく結構な読解力が要る問題になっていました。

国語も、長文読解は文と問題で6ページ、大問1つの量ですよ!普段から文章をある程度読んでいても、問題慣れしていないと要領よく時間内に解くのはかなり難しいのではないかと思いました。

 

国語も算数も、2年生でこの量は最後までたどり着くことのできない子供がかなりいるのではないでしょうか。結構厳しいなあと思って公式HPを確かめてみると、2年生は平均正答率が60%になるようにテストを作成しているようです。これはおそらく、飛びぬけてできる子をあぶりだすためでしょう。難易度を下げてしまうと、まあまあ学力の高い子と、ずば抜けて学力の高い子が満点近辺で混ざってしまって、区別できないからです。

それと、2年生ですから学校の簡単なテストで良い点ばかりを普通にとってきた子供は、ちょっとショックを受けそうです。満点が100点ではなく150点と言うのは、ある意味緩衝材になるかもしれませんね。

 

そういえば、息子が帰りに「テストの時間は大切に使わなあかんな」と言うので、「そうやね」と軽く受け流していましたが、問題を見て息子がそう言った事に納得しました。小2で時間配分まで調整できるようになったらなかなか大したものですが、まだそれは難しいでしょう。でもそう言うことに気づいたのはえらい!できることから少しづつ工夫していけばよいと思います。

学力評価のためだけではなく、テストを受けること自体にも何かしら気付きがあって良いですね。

 

事前のテスト対策については、算数は、算数検定でテスト慣れしていて、特にやらなくてもある程度できそうなので、特にはやっていません。ただ、以前ブログで書きましたが、これまであまりにもランダムに算数の知識を詰め込んできたので、一度整理させるために3月に「スーパーエリート問題集 算数2年」を買って渡しました。それを1か月で終え、「最レベ問題集3年」を4月に少しやりかけて放ってあります。というのは、「サピックスブックス きらめき算数脳 小学2・3年」にシフトしてしまったからで、そちらは4月に終了しました。5月は問題集はそれほどやっていません。先週「きらめき算数脳 3・4年」を渡すと、毎日すごい勢いでやって、テスト前の4日間で5分の4ほど進みました。

内容としては「きらめき算数脳」より、「スーパーエリート」や「最レベ」の方がテストの傾向に合っていると思います。

 

国語については、問題を解くということは学校以外ではほとんど何もしていないので、少しぐらいやっておいた方が良いと思い、「四谷大塚 はなまるドリル国語2年」を買いました。去年「Z会 グレードアップ問題集 国語1年」を買ってあげたら、数ページやっただけて未だに放置してあるので、どうかなと思いつつ渡したのですが、今回は集中してやっていました。少しやり始めて、2年生の漢字を覚えておかなければ正答できないことに気づき、いったん中止して、昔100均で買った2年生の漢字ドリルを引っ張り出してきて、まず2年のすべての漢字の読み書きと筆順をマスターしました。私は「分からない漢字あれば、見ながらしたらいいやん~」と言ったのですが、完璧主義の息子はそのようなヌルいアドバイスには全く耳を貸しません。漢字自体は全部覚えていて、書き順と自力で書けるかどうかを確かめるだけなので、ちゃっちゃと済ませて、いつの間にか「はなまるドリル」に戻っていました。 土日は朝起きたらベッドから机に直行して、ご飯、トイレ、お風呂以外は、外出時の車の中も含めてずーっとやっていました。猛烈な集中力と勢いに何だか迫力すら感じます😵 4日間で91ページの問題集と漢字ドリルの計2冊を仕上げました。

 

これは先々週ぐらいの話で、あまりにもガンガン進むため丸つけが追い付かず(私も結構忙しいので…)、91ページもあるのに、実はテスト日までに3ページしか答え合わせをしていませんでした💧さっきがんばって67ページまで丸付けしましたが、まだ20ページ以上あって、「きらめき算数脳3・4年」の方も全然丸付けしていない…。まあ、間違いも少ないし、不正解のところを指摘すると未だに必ず癇癪を起すので特に復習もしないし、もう丸付けも癇癪も面倒くさいから、まっいいか~って感じです(笑) 伴走できない母はゆっくりやらせていただきます。

 

ところで、いくつかブログを検索して、「無料受けられるなんてありがたい!」というようなことが書いてあるのをちょこちょこ見かけました。確かにそうなんですが、そこは塾も商売だと言うことを忘れてはいけません。結果は郵送ではなく、受験会場になった塾に直接足を運んで受け取りに行くことになっています。生徒を探しに行かなくても、教育熱心な家庭の子供たちが向こうからやってきてくれて、しかも個別の詳細な学力データが手元にあり、適切な案内ができます。(=うまく親の心をくすぐることができる)。

最近のことですから、それほどガツガツとは勧誘してこないかもしれませんが、塾にとっては教育熱心な親にダイレクトに案内を渡せるだけでも、いろんな手間が省けて、やみくもに広告を打ち出すよりはるかに効率的で確実な方法なのです。

 

試験当日配布されたプリントには「テスト結果で入塾資格の判定をします」と書かれてありました。よく考えればちょっと失礼とも取れる一文です。将来お客様になるかもしれない人に、頼んでもいないのに勝手に入塾資格を与えるとか与えないとか。「うちの子、こちらの塾に入れてもらえませんか」と頼んでから判断してもらったら十分なんですが、塾側の目で見ると、「おたくのお子さんは成績がよかったので入塾資格があります」などと言えば親は悪い気はしませんから、塾通いを考えていなくてもついつい入塾を考えてしまったりするかもしれません。「特別な資格を与えます」という魅力的な言葉と、最新テストデータを基にした的確なアドバイスにクラクラッときて、判断力が低下しないよう気を付けましょう。

 

もちろん、塾に通いたい人や、検討中の人にとっては、塾内の雰囲気を伺えたり、アドバイスを聞けたり、実際に先生と話ができたり、良い機会ですから上手に利用すればよいのです。迷いながら相談など受けたいと思われる方は、あまりすべてを鵜呑みにせず、子供に必要なことをしっかり見極めて、塾をうまく活用していただきたいです。お世話になるにしてもお互いwin winの関係を保つようにしたいですね。

 

再来週結果が出るので、息子の評価を聞きがてら大手塾の偵察に行ってこようと思います。

あ、まだ塾通いは考えていませんよ。元塾講師の癖がつい…(笑)

 

 

参考に、今回のテストの出題傾向を書いておきます。

全国小学生統一テスト 2021年6月6日(日)実施

小学2年

◇算数

計算問題(1桁、2桁の足し算、引き算)、文章題(数、足し算、引き算、時計)、平面図形(対称、模様)、整理技能(何番目、長いのはどれ、代金の計算)、立体図形(積み木)

◇国語

漢字(送り仮名、熟語パズル)、句読点、語彙、長文読解