[2021.3.9] 死別シングルマザーQOLの向上を目指して(1)
今日は自分の事を書きます。
このところ、生活の質を上げるためにいろんな事を見直したいと思っています。
お金のこと、時間の使い方、子供との関わり方、教育方針、将来設計など、生きていくには、そして子供を育てるには、いろんな事を考えたり、取捨選択していかなければなりません。
本当なら夫がいて、二人で相談しながらやっていくはずでしたが、母子家庭になった今は私が全部一人で決めていかなければなりません。
最近の過去を振り返ってみます。
4年前に夫を亡くしたとき、息子は3歳半でした。小さな子供と二人残されて、途方にくれました。奈落の底に突き落とされ、出口の見えない真っ暗なトンネルの中でどちらに向かえば良いのか分からず身動きのとれないような、想像したこともない恐ろしく不安な気持ちを抱えて毎日をやり過ごしていました。
最初の頃は、なんとかして自分達の元の生活を取り戻さねばと、必死でもがいていました。
でも、ある時気づきました。
元の生活を取り戻すって不可能なんじゃない?
夫は(子供にとってのパパは)、もう帰ってきません。だから、元の生活を再び手に入れることはできないんです。
冷静に考えると当たり前の事なんですが、その事に気づくのに、結構時間がかかりました。
時間が経ち、だんだん自分の置かれている状況を冷静に見られるようになり、元の生活ではなく、息子と二人の新しい生活を築いていかなければならないと思うようになりました。しかし、失ったものがあまりに大きく、まだまだ精神的ショックを引きずったままだったので、物事をきちんと整理して計画的に行動するといような効率的なことは全然できませんでした。
とりあえず、目の前に置かれた課題を片付けていきました。
引っ越し、幼稚園選び、当時営んでいた英語塾の閉業、自分と子供の精神的ケア、私は体調も崩したので回復することなど。
これらはほぼ全て、夫が亡くならなければしなくてもよいことでした。
いろんな過程を経て、少しずつですが自分を取り戻し、死別2年後に就職、先月で就職してから2年が経ちました。
仕事を始めてからは、夫の死を悲しんだり、余計なことをいろいろ考える時間が少なくなりました。完全復活でなくても、ある程度回復したら少し無理してでも、社会復帰することは自分が前進していくために有効だと思いました。
その代わり自由な時間は奪われ、目の前のことを捌いていくだけの余裕のない毎日を送るようになりました。
とにかく、この4年間はいろんな意味で余裕のない生活でした。一度どこかで立ち止まって、今の生活全般を見直し、整理する必要があると思いました。
コロナで人々の生活も激変し、これまでと同じ生き方はできなくなった今、いつまでも流されて生きていてはいけないと感じています。
なるようになるというゆったりした気持ちを持つことも大事ですが、コントロールして自分達の未来を明るくできることがあるならば、そこはしっかり考えて適切に行動した方がずっといいです。
今の生活を見直し、無駄を省き、お金や時間を効率よくやりくりして、子供と自分の将来設計を考える。
できる範囲で生活するよりも、自分はこうしたい、こうなりたいという目標をもってそれに向かう方がより充実した内容の濃い人生を送れるはずです。
時間がなくてなかなか実行できない、と言って放置しておけばいつまでも変われないし、後で後悔するのも嫌です。
この週末は、自分の殻を破って、第1弾、家の中を整理しました。
え?家の掃除?
って思われるかもしれませんが、普段からたまにやる大掃除とは少し違い、QOL(Quality of Life)を向上させるため、まずは要らないものを捨てて、身の回りを整えることから始めました。いろんなことにメリハリをつけ、自分のモチベーションを上げようと思います。
続く