Yukkieの子どもと一緒に学ぶ子育て

算数大好き息子と元英語講師の母の二人暮らし。夫とは2017年に死別。前を向いて明るく楽しく生きています。私たちの日常や日々思うことを綴ります(ギフテッド、2E、学習、受験、塾)

[2021.3.11] 死別シングルマザーQOLの向上を目指して(2)~まずは家の中の整理から

続きです。

 

QOL(生活の質)を向上させるため、まずは家の中を整理して不要なものを処分しました。(実行中)

 

たまにやる大掃除と違うところは、不用品の基準。いつもはいわゆるゴミしか捨てませんが、今回の不用品はもっと広い範囲から洗い出しています。

 

①快適環境と時間を手に入れる

元々こまめに整理整頓はする方ではありました。ただフルタイムワークを始めてからは、毎日掃除に時間をかけることができないので、散らかったまま朝出かけて、帰ってリビングの扉をを開けて、うわっ!と思うこともしばしば。(散らかっているのを忘れているので新鮮な感じでショック受けます)

 

その日に片付けられれば良いですが、土日に持ち越してしまうこともあり、そんな時は週末の1日をまるまる片付けに奪われます。そうすると休日はあっという間に終わってしまいます(涙)

 

時間の長さを変えることはできません。でも整理整頓をすることでいろんな作業を効率化でき、無駄を省いて時間を手に入れることは可能だと考えました。

 

散らかる根本的な原因の一つは、家の中に物が多いこと。物が多いからすぐに散らかるし、片付けも手間取ります。

 

毎日出てきたゴミを捨てるだけでは、家の中の物の量は変わりません。そこで、生活に必要なもの、大切にしたいもの以外はできるだけ減らして、家の中をスッキリさせたいです。

 

整理して物を減らすと、スペースにゆとりができ、どこに何があるか分かりやすいし、物の出し入れがしやすくなります。

 

その結果、探し物が減ったり、いろんな作業がはかどったり、掃除がしやすくなり、時間の節約にもつながるんじゃないかと思いました。

 

部屋が汚いと、思考までネガティブになりがちで、自分をだらしなく感じたり、忙しい一日を終えて疲れて帰っても、なんだか惨めで悲しい気分になります。

 

逆に部屋が片付いていると、気持ちも凛とするし、きちんと生活できてる感じがして、ちょっと自信を持てたりします。

 

大掃除したときはよくお花を買ってきて飾るのですが、いつもお花を飾れる部屋にするのが目標です。(汚い部屋にお花飾ろうと思わないですもんね)

 

 

②大事なものを知り、時間と労力とお金の無駄を省く

今回は不用品を大量処分していますが、「自分に必要なもの&大事にしたいもの」と「必要でないもの」をよく考えて分別しました。

 

家の中にある物の多くはお金を払って購入したものですが、全く使っていないもの、買ったことさえ忘れていたもの、活用しようと思ったけど使こなしたり、使いきれなかったものなど、たくさんありました。こういうものは大切にしまっていても役に立ちませんから処分します(売れるものはメルカリに出品)。今までどんな無駄をしてきたのかがよく分かりました。反省。

 

また、以前は必要だったけど今は要らなくなってしまったものも多いです。自分自身も、自分を取り巻く環境も、世界も、時代も、絶えず変化していますから、必要なもの・不必要なものも変化します。

これまで必要だと信じて疑わなかったものも、よくよく考えると「これ要らないかな…」と思うかもしれません。物だけでなく、考え方や習慣なども。

 

私の一番の変化は、フルタイムワークで自由時間が激減したことです。以前は趣味でも勉強でも、結構いろんなことに手を出していました。今は時間がないので活動も限られます。いろんなものを身の回りに置いていつでも手に取れるようにすると、焦点がぼやけてしまって、例えば勉強などは全然はかどりません。ある本を読み始めて、忙しくて数日放置したら、次に時間ができたときはそれを忘れて他の物を読んでしまったりします。だから、今は何をしたいのか、何をするべきなのかを考えて、目標を決め、それを達成しやすいレイアウトにしたいと思っています。例えば、本当に読みたい本だけ手に取りやすい別の場所にまとめるとか。

 

このように必要・不必要をよく考えながら整理すると、空間だけでなく、考えも整理できます。計画を立てやすくなり、ゴールに直行しやすくなります。

 

また必要なもの、大事なものが明確になると、ついつい要らないものにダラダラ出費してしまうのを抑えられます。こういう出費は見えにくく、セーブしにくいですが、結構大きいと思います。

 

メリハリをつけて、効率よく行動したり、出費を適正化したりできるようがんばります。

 

 

③夫の死から一歩前進する

私にとってもう一つ大事なことがあります。

夫の遺品で、これまで手放せなかったものも処分できました。

 

残したのは、結婚指輪とか、大事にしていた時計とか、夫を近くに感じられる思い出の物を少しと、将来子供に見せたり渡したりしたいもの(賞状、論文、いくつかの本など)。

 

物に夫の魂が宿っているわけではありません。思い出は記憶の中にたくさんあります。辛い経験でしたが、生きるとは何か、幸せとは何か、人間の根元に関わるようなことをいろいろ深く考えさせられました。このことは、これから生きていく上で大きな力になります。物質よりも、形のないもっと大事なものが自分の一部となったので、遺品を処分することにもう戸惑いは感じていません。

 

夫がなくなって4年、夫の持ち物を処分できたことで、辛い過去に縛られて前に進むことができない時期が終わったと感じました。過去を受け入れて、新しい生き方を探していきたいです。

 

 

家の中を本気で整理すると、いろんなことが見えてきました。まだ作業は途中ですが、いっぱい考えながら、効率がよく、無駄の少ない、そして癒される「空間」と「生活スタイル」を同時に作っていきたいです。

 

整理をしているとき、子供が宝探しと言って、掘り出し物を探していました。そして、パパが学生時代使っていたらしい定規セットを見つけて大喜び。丸い分度器って初めて見ました。説明書もついていて、使い方を一生懸命読んでいました。息子は、180度以上の角度を計算せずに測れるのがかっこいいそうです。活用してあげたらきっとパパ喜ぶね!

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