Yukkieの子どもと一緒に学ぶ子育て

算数大好き息子と元英語講師の母の二人暮らし。夫とは2017年に死別。前を向いて明るく楽しく生きています。私たちの日常や日々思うことを綴ります(ギフテッド、2E、学習、受験、塾)

[2021.6.28] 四谷大塚全国統一小学生テスト&日能研全国テスト(小2) 結果と感想 2021年6月

算数大好き小2息子について書いています。

 

四谷大塚の全国統一小学生テストと日能研の全国テスト結果が揃いました。

 

日能研のテストについてあまり語っていませんでしたので、少し書きます。


四谷ほどの受験者数はありませんが、今回のテストの小2受験者数は全国で4738人。男女比はほぼ半々でした。(四谷の小2受験者数は19853人)

算数・国語の2科目、それぞれ150満点、テスト時間30分です。

今どきはすごいなと思ったのは、テストの後、答案をスキャナで読み取って、原紙を返却してくれます。解答も配布されるので、テスト終了後すぐに自己採点できるようになっています。そしてなんと翌日にはネットで結果を見ることができてしまう超迅速対応です。結果を早く見たくてたまらなーい!という人たちにとっては嬉しいシステムですね。熱が冷めないうちに復習もできます。

ウチの場合は、一つでも間違いを見つけようものならまた癇癪を起こしてギャーギャーうるさいので、自己採点はしていません。

 

帰りにマクドナルドに寄って息子がアイスを食べている間、どんな問題が出て、どんな解答をしたのかだけ、問題と解答用紙を見せてもらって確認しました。

国語は四ッ谷もそうでしたが、長文問題の長いこと。四谷は6ページあって、それでも長いと思ったのに、こっちは問題文と設問で8ページもありました!どれだけ読みこなせるか出題としては面白いと思いますが、長文どころかテスト自体慣れていない低学年の子供向けにはもうちょっと短くしてあげても良いのではとも感じます。私でも読むのが面倒臭かったです。
登場人物の気持ちを文章にして書く問題があり、これは私があまりできないだろうと予想していたところでしたが、息子の解答は完ぺきでないにしても、自分の思うところを表現していて、思ったよりちゃんと書けている印象でした。本気出せばある程度できるやん!

 

算数の記述は、自分が答えを導き出した過程(どうやって計算したか)を説明する問題でしたが、こちらは得意分野なので解答の内容に関しては問題ありませんでした。ただ、文の区切り方や句読点の打ち方など、表記法はちょっと学習させた方がいいなと思いました。

算数も文章題が全体のほどんどを占めていて、「計算しなさい」と式だけ書いてあるのは最初の7問だけで、あとはどれもしっかり文章を読んで理解しないと解答できない問題ばかりでした。息子は普段から問題集以外にも、算数に関するさまざまな本を読んでその通りにやってみたり、自分のやり方を考えてそれを試してみたりするのが好きです。こういう積み重ねで力がついているのか、よく理解して答えを書いていました。

 

2つのテスト結果は、順位など具体的には書きませんが、こんな感じでした。

日能研】算数150点・国語145点(各教科150点満点)
【四谷】算数125点・国語133点(各教科150点満点)

とても良くがんばったと思います。

  

どちらのテストも低学年向けにしてはしっかり作ってありました。国語も算数も記述式が多い点で、日能研の方が個人的には好きです。息子は読書量の多い方だとは思いますが、普段とは違って、テストの時は問題を解くために丁寧に正確に速く文章を読解する必要がありますから、たまにこういうのを受けるのは訓練になっていいです。

日能研の印象が良い点は他にもありました。
一つは偏差値を出さないところです。これについては、改めて私見を書こうと思いますが、まだ学び始めの低学年のうちから順位や偏差値を意識することは全く必要ないどころか、むしろ弊害だと思っています。

もう一つは、(これは高学年はどうなのかわかりませんが)記述の採点基準が厳しすぎないところです。低学年の記述は、間違ったことを書いていなかったら〇をあげるぐらいのやさしい採点をしてあげた方がやる気を損ねず、のびのびと表現できるようになると思います。数年前は字も読めなかった子供が、文字を覚え、文章を書くようになって、いきなりこれは〇、これは×という風になんでもかんでも正しいor正しくないの2極的な評価になってしまうと、そのうち先に正解か不正解かばかりを気にするようになって書くということに対して委縮するようになってしまいます。息子の解答は、突っ込みどころもあって、少し減点されるだろうと思っていましたが、〇が付けられていました。本人も喜んでいて、この嬉しい気持ちがまた次につながると思います。苦手意識を持たせるのは勉強する上で最大の敵です。全学年そうですが、低学年では特に、自分はできるんだ!という自信を持たせてあげることが大事です。

ウチの息子など、そうでなくてもプライド高くて傷つきやすいタイプなので…(笑)

 

それから、四谷の算数について。2年生19853人受けて誰一人答えられなかった問題が2問ありました。それ以外にも、正答率5%以下の問題が4問。先日のブログで、難易度を上げるとトップ集団の中でもさらに優劣が見えるとお話ししましたが、ここまで難しくする意味はちょっとよくわかりませんでした。

ところで、四谷は採点した答案用紙を返却してくれないのかな?どこを間違ったかだけでなく、どういう風に間違ったかも知りたいのですが。

 

今後も継続的に受験して、経過を見ていきたいと思います。