[2021.7.4] 教え子との再会７年振り

今日は長らく会っていなかった私の教え子が自宅を訪ねてくれて、一緒にランチをしました。

彼女は小学2年生から高校2年生の夏まで私がやっていた英語塾に通ってくれた生徒です。

途中、私が勤務していた方の塾に移った期間があったり、私の出産のため高2から指導できなくなったりということもありましたが、通算約10年学習指導をさせてもらいました。私の塾は個別指導専門だったので、本人はもちろん、お母様ともとても親しくさせていただき、今でも実家に帰ると、近くで営んでおられるお花屋さんにふらっと立ち寄っておしゃべりします。

彼女は、ハキハキしていて、明るくて、冷静な考え方をする女の子でした。勉強にかけては人の何倍も負けず嫌いで、その点は小2から現在も一貫して変わっていません。

17年も前の小2の出来事を今でも鮮明に覚えています。漢字テストをしたとき、20問中1問だけなかなか漢字が思い出せませんでした。でも前日一生懸命勉強したのであきらめきれず、何としても思い出すと時間をかけてがんばったのですが、結局思い出せなくて1問間違いになりました。バツが付き、正解を確かめると、みるみる表情が曇って顔が歪み、天井を向いて大声で泣き始めてしまいました。悔しくて悔しくてたまらなかったようです。その時も準備万端にしていたはずですが、こういうことが起こったのでさらに抜かりなく準備するようになって、その後漢字テストで間違いをした覚えがありません。漢字一問にこれほど全力をかける子供は後にも先にも会ったことがありません。そして、中高六年一貫教育の私立に進んだのですが、そこでは英語のトップは絶対誰にも譲らないと、根性でずっと1位を死守し続け、某外国語大学に成績優秀者として特待生で入学しました。

今ではすっかり成長してもう25歳の素敵な社会人です。外国語を使う医療系の仕事に就きバリバリやっている様子。塾の思い出話、同級生の近況、仕事の話、彼氏の話、家族の話、大学の話など、話題は尽きずあっという間に時間が過ぎました。

彼女は立派に成長して、こんなにキラキラ輝いているけれど、しっかりしたところも、やさしいところも、真っ直ぐなところも、そして負けん気が強いところも、昔と何一つ変わっていなくて、なんだか懐かしくて嬉しくて胸が熱くなりました。

子供の性格というのは、やっぱり大人になっても芯の部分は変わらないものなんですね。

このように卒業後も付き合いが続いて、再会できる例というのは数人ですが、学生時代の何年間か(中高を見ることが多いのでだいたいは6年)だけでも、子供が成長していく過程をじかに見られるというのは、本当に楽しくてやりがいのある仕事でした。

そして、大人になった元生徒達と、あの頃とはまた違った目線で会話を楽しむという醍醐味を味わえることに幸せを感じます✨

あー、今の仕事も面白いけど私にはやっぱり塾講が一番だな、と生徒達と過ごした日々が恋しくなったのでした💔うるうる