Yukkieの子どもと一緒に学ぶ子育て

算数大好き息子と元英語講師の母の二人暮らし。夫とは2017年に死別。前を向いて明るく楽しく生きています。私たちの日常や日々思うことを綴ります(ギフテッド、2E、学習、受験、塾)

[2021.5.10] 筆箱から鉛筆が消える話

少し前の話です。

 

ある日、息子の筆箱を覗くと鉛筆が1本足りません。

別の日には、鉛筆が2本足りません。

また別の日は、鉛筆は戻っているけど、赤鉛筆がありません。

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ちょくちょくこんなことがあって、その度に「なんでないの?」と聞くと、「Mちゃんが貸してって言うから貸した」と答えます。

 

Mちゃんは、同じクラスの女の子で、席が隣らしいです。

 

「なんで返してもらってないの?」と聞いても、

「……。」

 

また別の日には、消ゴムの紙のケースだけが消えていることがありました。息子が気に入って選んだキラキラ光る紙ケースでした。

 

なんで消ゴムじゃなくて紙ケース?(笑)

消ゴムからケースをわざわざ外して渡すところを想像したら笑えます。

Mちゃんは、授業中そのキラキラの消ゴムケースを眺めてうっとりでもしてたのでしょうか?使い道がよく分かりません。

 

他の子には借りずに、息子にだけ貸してと言いに来るMちゃん。

 

そして、手渡しで返してくれずに、いつの間にか息子の机の中のお道具箱や、ランドセルのポケットに入れてあったりするので、本人もすぐに気付きません。

 

消ゴムのケースは返ってきませんでした。

 

お気に入りだったので、「返してって言ってごらん。きっと返してくれるから」と言いましたが、結局うまく言えず、「失くなっても我慢できるものだからいい」と諦めました。

お気に入りの消しゴムケースを失うストレスより、Mちゃんに返してと言うストレスの方が大きかったのでしょう。

 

「貸してあげてもいいけど、渡す前に必ず『使い終わったらすぐに返してね』って言うんやで」と何度も教えましたが、シャイな息子はなかなか言えないらしく、何度も同じことが起こりました。

 

ある日など、Mちゃんは息子の筆箱の中のアイテムを1つ借り、1つ借りを繰り返し、終わりの会の時には筆箱が空っぽになってしまっていたらしく、さすがにこの時は先生に「Mちゃんに貸して鉛筆なくなって書けない」と相談したらしいです。

 

二人とも面白すぎ!

 

先生はその場にMちゃんを呼んで話をして下さり、息子の筆箱の中身は無事に戻りました。

 

そこまで借りるMちゃんもMちゃんだけど、空っぽになるまで全部素直に貸す息子も息子です。さすがに最後の1本は嫌だと言おうよ!

 

Mちゃんはなぜ息子の筆箱の中身をそんなに借りたがるのか?

 

そして息子はなぜ嫌がりもせず全部貸してしまうのか?

 

子供の行動って謎ですね…。

 

「Mちゃんは自分の持ってるはずやん。なんで貸すの?」と尋ねると、「貸してほしいって言うから…、返してくれると思った」と答えました。

 

つまり、「ちょうだい」とは言ってない、「貸して」と言ってるから返してくれるはず。だから貸してあげた、と言うことです。

 

人がいいなぁ~。

 

優しい子だね~、と喜べばいいのか。

あかんたれやな~、とため息つけばいいのか。

 

両方かな?

 

優しいけど、言うべきことをちゃんと言えないあかんたれだな。

 

こういう経験をすることも、学校でいろんな友達と集団生活を送る良さの一つだと思います。

 

困ったら、さあ、どうやって解決する?!困らないように気を付けることも大事ですが、それ以上に、困った時でも解決できる知恵と力をしっかりとつけてほしいです!

 

こんなのまだまだ序の口だ。

がんばれ、息子!♥️