Yukkieの子どもと一緒に学ぶ子育て

算数大好き息子と元英語講師の母の二人暮らし。夫とは2017年に死別。前を向いて明るく楽しく生きています。私たちの日常や日々思うことを綴ります(ギフテッド、2E、学習、受験、塾)

[2021.9.8] ゆっくりだけどコミュ力だって育っているんだ

数学大好き、小2息子について書いています。


息子が友達と一緒に下校していた。
それも楽しそうに笑いながら。


こんな何でもないごくごく普通のことに、発達の凸凹を持つ子供のお母さんは感動します。


同年代の子供限定でコミュニケーション能力が低い息子。(大人とは比較的普通に関われる)


幼稚園の頃、

滑り台やジャングルジムで一人黙々と遊び、お友達に誘われても輪の中に入らず、園庭をウロウロ。

サッカーボールは蹴りたいけど「入れて」と言えず、近づいても、誰かが振り向いて自分を見ると、恥ずかしくて逃げていました。

そんなもどかしい息子の姿に母は胸が痛みました。


本人は別に淋しくないと言うけど、
先生は無理に輪の中に入る必要はないと言うけど、

友達と交わることの楽しさを味わってほしいという気持ちを消すことは難しく、ついつい気になって、焦ってしまうのです。



小学校入学、

♪ともだち100人できるかな~♪

いやいや、
どうか一人でもいいから、お友達ができますように…。


そう願いながら、毎日毎日こんなやり取りを繰り返しました。

「今日は誰かと遊んだ?」
「誰とも遊んでない」


1年生の頃の休み時間は、読書、縄跳び、学校探検。

音楽室が気に入って、こっそり覗きに行っていたらしいです。

大きなピアノ、鍵盤の絵が描かれた机、いろんな楽器、壁には楽譜記号がたくさん書かれたポスター。

こわがりの息子が、誰もいない廊下を進んで行って、そーっと音楽室を覗いて観察している姿を想像すると、クスっと笑ってしまいます。

毎日音符をいつくか覚えて帰って、教えてくれました。

一人でも楽しくやっているみたい。
まあそれならいいかな…。



学童でも、迎えに行く度に一人で遊んでいました。

先生のお陰で、1年の終わりごろから少しずつ他の子とゲームをするようになり、2年生になると、1年生の面倒を見たり、お友達と将棋などをするようになりました。



2学期が始まってからも私の在宅勤務が続いているので、今は学童を利用せずに帰宅します。

先週のある雨の日のこと。
下校時に車で迎えに行くと、息子が前方から男の子と一緒に歩いてきました。

友達かな?それともたまたま近くを歩いているだけ?

車の中で「誰?」と尋ねると、同じクラスのM君という男の子でした。


翌日も雨で、同じように迎えに行くと、またM君と一緒に歩きながら、傘もささずに体を折り曲げて楽しそうに笑っています。


数日前から毎日一緒に帰っているそうです。

どおりで、このところ校門通過の通知メールが届いてから家に着くまでの時間が長いと思ったら。


「M君と何話してたん?」と尋ねると、ゲラゲラ笑いながら、

誰かとすれ違った時に、M君が「あの人どこに行くのかな」って言うから、「きっとこれから宇宙に行って、武器を持ってきて地球を攻撃するつもりや!」って言ったら、M君が「ほんまや!あ、UFO来た!」って、ゲラゲラ…


なんじゃそりゃ💧
小2男児らの会話はまったく意味不明ですが、

それでも、ちゃんと会話のキャッチボールをして、お互い面白いと感じて、笑い合って、楽しい気持ちを共有できている。


息子よ!一体いつの間にそんな素晴らしいコミュニケーションができるようになったんだい?!
お母さん感激や✨😢ウルウル


友達と関わることに困難を抱えていた息子が、ちゃんと自分の力で友達と対等につながれている!

内面の成長は、日々目に見えるような急激な変化ではないけど、先生やたくさんの友達に囲まれながら、少しずつ少しずつ社会に溶け込める自分を形成しているんだなぁ、
と嬉しくなりました。

もちろん、まだまだコミュ力は低いです。毎日M君の方から声をかけてくれるそうです。


でも、幼稚園の頃からは想像できないぐらいの発達ぶり。

心配してあれこれ気をもむけど、私の知らないところでいろんな経験をして、ちゃんと成長しています。


心配しすぎず
無理やり矯正しようとせず
ありのままを受け入れて
困ったときだけ手を差し伸べる


そういう風に子供を見守れるお母さんになりたいです。言うのは易く、実際には難しいでしょうけど…。まぁぼちぼち☺️