Yukkieの子どもと一緒に学ぶ子育て

算数大好き息子と元英語講師の母の二人暮らし。夫とは2017年に死別。前を向いて明るく楽しく生きています。私たちの日常や日々思うことを綴ります(ギフテッド、2E、学習、受験、塾)

[発達の凹凸] 激しい癇癪 (1)

小学1年生、算数大好き少年の息子について書いています。

 

 

普段は温厚で、気の優しい息子ですが、人が変わったように激しい癇癪を起すことがあります。

 

その理由はほぼ100%、

 

「間違った」か「自力でできなかった」

 

ということです。

 

 

断トツで一番多いのが、問題集を解いていて、答えを間違えた時。他には、きれいに書こうとしている絵や表や文字を間違えたとか、一生懸命考えていた内容に勘違いしているところがあると自分で気づいたとか、何かを解こうとしているときに私が軽くヒントを出してしまったり、先に解いてしまった時など(たとえ答えを言わなくても、私が分かったというそぶりを見せただけでも)、サッと顔色が変わって、「あー、来るな…」と気分が凹みます。

 

問題を解いたり、考え事をしていたり、何かに取り組んだりしているときに、どんな小さなことでも、たった一つの間違いや失敗に気づくと、もう自分が許せないのです。

 

大声をあげて、書いていた紙をぐちゃぐちゃに丸めて投げたり、床を踏み鳴らしたり、寝っ転がって足をバタバタさせながら叫んだりします。

 

この数カ月は、回数も激しさも少し落ち着いてきているのですが、体のサイズが大きくなってパワーも増強されているので、たまにでも結構しんどいです。

 

3歳ぐらいから、レゴをやっているときに上手くいかないとイライラが出ていました。その頃は私が、怒っても何の解決にもならない、「手伝って」とか「教えて」と誰かに伝えると解決できるよ、と教えると、何とかイライラを抑えて言われた通りにできていました。

 

しかし、大きくなるにつれて、完璧主義の傾向が強くなったのか人の手を借りることに納得できなくなり、「できない」ことに対して感じるストレスが大きくなってきて、5歳ぐらいからは大爆発することが増えました。(当時抱えていた精神的な不安定さも引き金になったのだと思います)

 

はじめのころは、そういう状態になると「そんなことをしてはいけない」「落ち着きなさい」「イライラしたり暴れたりするなら、やらない方がいい」などと言って戒めていましたが、そうすると癇癪はさらにひどくなり、最後には親子バトルに発展するという結末を迎えました。これは後味も悪いし、本当に身も心も疲れてぐったりします。

 

このやり方では改善はないと考え、次は「受け止める」作戦に変更しました。

「うまくできなくて残念だったね」「失敗すると悔しいね」「よしよし」、抱っこしたり、背中をトントンしたり、慰めて気分を落ち着かせようと努めました。

 

最初の戒める方法ほど状態は悪化はしませんでしたが、期待するほど癇癪が落ち着くわけでもなく、腕の中で暴れたり、暴れ方が激しいときは故意ではないもののパンチやキックのお見舞いもあって、そういう時はこちらも冷静さを失う時がありました。何度かに一度は結局「いい加減にしなさいっ!!」とキレてしまって、バトルになりました。そうならなくても、癇癪を起して暴れている子供を冷静に見守るのはかなりのストレスです。どっちにしても結局はヘトヘトに疲れました。

 

一時期は自分を責めすぎて、自分で頭を叩いたり、「ママ殴って」などと恐ろしいことを言い出したりして、本当に困りました。そういう状態が何か月か続いていました。

 

問題を解かせなければいいじゃないかと言われたこともありますが、まず私が勉強しろと言って問題を解かせているわけではなく、本人が自主的に算数の問題に取り組むことを楽しんでいるのです。夢中になって問題を解いているときは本当に楽しそうで、1時間でも2時間でも飽きずにやっています。だから問題集を取り上げることは、大好きな友達と遊ぶのを楽しみにしている子どもに「喧嘩する可能性があるなら、遊ぶのをやめておきなさい」と言っているのと同じようなものだと思って、しませんでした。

 

このような問題が出始めて7カ月ぐらい経った頃、半年前に申し込んでいたペアレントレーニングが始まりました。癇癪はピークは越していたものの、まだまだ親子共々しんどい時期を過ごしていました。

 

ペアトレでいただいたアドバイスは、目からうろこでした。叱るのでもなく、慰めるのでもなく、ただ見守る。つまり、「暴れたかったら暴れさせてやれ」というものでした。暴れるスペースを作ってあげてと言われました。

 

長いので分けます。

(続く)

 

 ↓ 最初から最後まで完璧に美しく書きたい。間違ったら消ゴムで消して書き直せばいいや、という対応がなかなかできない

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激しい癇癪(2)

 

https://athena-englishschool.hatenadiary.jp/entry/2020/06/29/214444