[2021.7.10] 息子、癇癪の理由を自ら語る
算数大好き小2息子について書いています。でも今日は癇癪の話。
息子最大の困り事、それは癇癪です。
息子にとっても、私にとっても。
今朝も、起きてリビングに来るなり癇癪を起し始めました。
朝から歯医者の予約がありました。息子を起こして、私は先にキッチンへ。朝食を用意していたら、後からやってきて、リビングのいつも着替えが置いてあるところに行って、グズグズ服を脱ぎながら癇癪を起しています。
「もうサンドイッチできるよ。早く着替えてなー」
(別に怒っていません、フツーの言い方)
それを聞いて、息子またイーッ!ってなってます。
ハァ~、またか…💧
こちらの気分もどんよりします。
私も夕べは寝るのが遅かったし、眠い。
「朝からイライラするのやめてよ!」と言いそうになるのをグググーッとこらえて、「手伝ったげる」と言って服を着せました。
着替えて向かい合って座っている私たち。じーっと顔を眺めていると、息子は「ありがとう」と小声で言ってから、ぼそぼそ話し始めました。
何だろうと思ってよく聞くと、癇癪を起した理由を話しています。
・のどがいがらっぽいので、咳をしてみたが治らない、気持ち悪い
・さっさと起きて朝の用意をしようと思ったけど、お布団が気持ちよすぎてすぐに起きられなかった。そしたらママが先に行ってしまった。
・早く着替えたいと思っているのにイライラしてしまって上手く着替えられなかった。
そんな内容のことを教えてくれました。
いつも「何でイライラしてるの?」と聞いても言わないし、「イライラして話すことができない」とも言います。話すことで、思い通りにならなかったことが頭の中で再現されて、それがまたイライラを引き起こすようです。
でも今朝説明してくれたことで、上手く言えなかっただけで理由はいつもあることと、自分ではちゃんと言った方がいいと思っていたことを知りました。
何でさっさと起きてこないの?何でさっさと着替えないの?何に対してイライラしてるの?とうんざりしていた私に、
本当はお布団でゆっくりしたいのにがんばって起きてきたこと、ちゃんと朝の用意をする気があったこと、のどの調子が悪いことを教えてくれました。
どれも言ってもらわなければ、私は気づかないまま「またイライラしてる。朝から鬱陶しいな~」とやり過ごしていたでしょう。
朝の用意しようと思ってたんだ、えらい!と褒めることができました。ホントはママもお布団でゆっくりしたかった、残念だったねと共感できました。のどの調子が悪いならと、いつものアイスミルクティーやりんごジュースの代わりに、ホットココアを入れあげることができました。
こうしてちょっと理由を言ってくれるだけで、全てうまく行くのです。一回できたからってといって、これからいつもそうできるわけではないけれど、少しずつ変化しているんだということを実感しました。
そして、天国から地獄。
夕方また自分の思い通りにならないことに癇癪を起していました。ちょっとしつこいやつ。朝の感動的なシーンはもうすーっかり忘却の彼方。私の我慢不足もあって、ちょっとしたバトルになりました。
あーあ、日常ってこんなもんだよね。そんなにうまく行かないのは分かっているんだけど…。
とりあえず散歩でも行こう。外に出て公園に行って遊んできました。誰もいないかったので、2人でブランコに乗って、気持ちを整えて。
夜、お風呂に入ったときに、「ママにどうしてほしい?どんなママでいてほしい?」と尋ねると、息子は少し考えてから答えました。
「自分がイライラしたときに、一緒にイライラしないでいてくれたらいいなと思う」
そうだよねー。ホントそうだと思う!胸に刺さるよ。気を付けるね。ちゃんと言葉にしてくれてありがとう。
ペアトレに行っていたときや、その後はよく意識していたけど、最近ちょっと忘れていた。
癇癪起こして、つらくて困っているのは息子の方なんだ。私が味方になってあげないと。
心が追い詰められたときに「ちょっと見といて!」ができない母子家庭。距離を置きたくても、母も子も最後の最後までぶつかり続けるしかないときがあります。
山あり谷あり。でも引きで全体を見るときっと右肩上がりだと思う。