Yukkieの子どもと一緒に学ぶ子育て

算数大好き息子と元英語講師の母の二人暮らし。夫とは2017年に死別。前を向いて明るく楽しく生きています。私たちの日常や日々思うことを綴ります(ギフテッド、2E、学習、受験、塾)

[2020.10.29] 過集中、疲れたらドリルは一旦お休みしよう!

算数大好き少年、小1の息子について書いています。

 

先日、10月5日の日記で計算ドリルを1日に数ページから多いときは20ページ以上やったりと、自分でガンガン進んでいく話を載せましたが、あれからしばらくしてプッツリと止めました。(正確には、「止めさせました」ですが)

 

ある日から、ドリルに取り掛かると機嫌が悪くなったり、間違いに対していつもより激しく反応したり、解きながら「難しいねん!もうっ💢」と怒るようになりました。これはきっとドリルのやりすぎだと感じたので、しばらく離れた方がいいなと思いました。

 

「もう止めよう」と私が声をかけたところで、素直には止めない、…と言うかむしろ意地になって余計にやりそうなので、取りあえずそう思った日は様子だけ見ながら放っておいて、翌日からお迎えのあとそのまま外食に行ったり、家で夕食を食べながら録画しておいた映画をゆっくり見たり、本を一緒に読んだり、他に楽しめることを探してドリルを遠ざけました。

 

始めは、寝る間際などにドリルのことを思い出して、「やってない!」と機嫌が悪くなる日もありましたが、数日もすればもう何も言わなくなりました。

 

夢中になってドリルや問題集を毎日大量にやり続けるとストレスが溜まってきて、でも本人はそれに気付かずやり続けるので、それがイライラや癇癪として出てきたら、やはり親が気付いて止めてあげないといけないなと思いました。(ドリルを調子良くやっているときから、少し気にはなっていたのですが)

 

ドリルを止めてから10日ちょっと経ちますが、このところまた算数の問題や、詰め将棋の本や、折り紙の本を見ながら折り紙を折ったりしています。間違ってもそれほどイライラせず、むしろ落ち着いています。それに私に対してもとても優しくなりました。何か自分の嬉しいことをしてもらうと肩たたきをしてくれたり、「◯◯してくれてありがとう。ママ大好き」とか言ってくれるので、私も「こちらこそありがと~~😍」となって関係も良好です。(こんなことを言ってもらえるのは今だけですもんね!)

 

ドリルから遠ざけるために、子供と関わる時間を増やしたから、心が安定したのかなとも思います。

 

問題集など、こちらがやれと言っているわけではなく自主的にやるので、好きなだけやらせてあげれば良いと思っていたところもありますが、やはり息子のような過集中の傾向にある子供は、一方でセルフコントロールが苦手です。やりたい気持ちと同時に、やり続けていくと義務感のような、毎日やらなければならないというノルマを無意識に自分に課してしまっていて、更にまた完璧主義な性格が、一日でもやらない日があると許せません。

 

やりたい > 義務感

のときは良いけれど、いつの間にか

義務感 > やりたい

に変わってしまって、例えばやる時間がない日でも意地でもやると言い張って夜遅くまでやったりします。そういう精神的負荷の高い状態が続くと心のバランスを崩してしまいます。

 

今回は私がドリルからそっと離した形ですが、これからこういうことが起こったときに、イライラしている自分の状態を認識させたり、そうなっている原因や対処法を一緒に考えてみたり、少しずつ自覚することとコントロールの仕方を練習していく必要があると思いました。

 

子供はよく観察しておかないといけないと感じた出来事でした。

 

そして今日、お風呂で算数の問題を出してほしいというので、曇ったガラスに分数の計算問題を書いてあげると、楽しそうに解きはじめ、「もっと出して、もっと出して」と調子が乗ってきました。

たくさん問題を出すのはこちらもしんどいので(仕事で結構疲れています💧)、「ドリルやったらいいやん」と言ったら、お風呂から上がって久しぶりにドリルをしていました。やる気満々で楽しそうに解いていて安心しました。そして、もう寝る時間だよと言ったら素直に離れたので、どうやら上手くリセットできたようです。