[2021.10.7] 教えてあげて!勉強の先には一体何が待っているの?
こんにちは。
昨日、科学について見聞を広げられる2つのイベントを紹介しました。
[イベント] 10/9(土) 理研・横浜市大『未来想像ふぇすてぃばる』 - Yukkieの子どもと一緒に学ぶ子育て
[イベント] 10/16(土) さんそうけん☆サタデー - Yukkieの子どもと一緒に学ぶ子育て
ご紹介したようなイベントは大変面白くてためになりますので、お父さん、お母さんは子供たちにぜひこういう機会を与えてあげてほしいと思ってブログに上げましたが、少し掘り下げて私の考えについてお話ししたいと思います。
問題集、テスト、塾通い、受験勉強に忙しい日々を送る子供たち。今ではこのような学習の開始がどんどん低年齢化しています。
何のためにこんなに勉強漬けになっているんでしょうか?
テストでいい点数を取るため?
偏差値を上げて志望校に受かるため?
いい中学、いい高校、有名大学を卒業して、高給で安定した職業に就くため?
そういう答え方も間違ってはいないでしょう。
私だってそう思うところも一部ありますから。
子供は、今、目の前にある問題集やテスト、入試しか視界に入っていません。
親が言うから、塾でおしりをたたかれるから、できるだけ正解を増やして100点に近づけるように、または志望校に合格するためにがむしゃらに勉強しています。
しかし、これは目的ではありません。
テストで100点も、志望校合格も、人生の長いスパンで見た場合、単なるプロセスに過ぎないのです。
その先に何があるか、お子さんは見えていますか?
親も子供も、ただの通過点をゴールに置き換えてしまっていませんか?
何のために勉強するのか。
その目的を説明するときに、いい学校に入るためだよ、いい職業に就くためだよ、社会で成功するためだよ、と言ってもあまりにも漠然としていて、子供たちは自分の将来の展望など描けません。
いいとこ行って、合格通知を受け取って喜んでいる姿を想像するぐらいでしょうか?
もう一度言いますが、それは目的ではなく長いプロセスの中の一通過点です。
君たちのゴールは、テストで良い点を取ることなんかじゃない!
その先に、もっと重要で楽しくてやりがいのあることが待っているんだよ!
と教えてあげてほしいです。
それには、社会にはどんな仕事があるのか、どんなところで働けるのか、どんな問題に取り組んでいるのか、どんな発明や発想が世の中の役に立っているのか、そういうことを直接見て、肌で体験させてあげることが一つの有効な方法であると思っています。
小さい頃からそういうことに頻繁に触れていけば、社会のことが少しずつ理解できるようになり、興味の持てることを発見できたりして、その結果、自分の将来像を具体的に想像しやすくなっていきます。
学校や塾で習うようなパターン化された勉強がすべてではないこと、○か×かでは解決できない問題がたくさんあることを、将来社会に出てから気づくのでは遅いのです。
本当の学びの意味を知って、自分で考えることの重要性を実感することは、できるだけ早いうちから経験させましょう。
小学校から大学まで、学校でも塾でも成績優秀、模試もトップレベルで、有名大学を卒業したのに、社会人としては全然使えないという話は多いですが、その一因としてこのような学習に関わる視野の狭さが挙げられるのではないかと思っています。
間違った意識で勉強し続けて、社会人になったとたんに上司から
「そんなやり方じゃ通じないんだよ!」
と言われれもすぐには矯正できません。
「有名大学出てるくせに使えないヤツだなー!」
なんてひどいこと言われて鬱になったり💧
本人は学校や塾、親に言われた通り真面目に一生懸命やってきたのに、
へ?
って感じです。
実際「へ?」で済めばいいですが、済みません。
これは本人だけの問題ではありません。
子供は言われた通りしかできませんから、そういうことを意識しながら育ててあげるのは、親の大事な役目の一つだと思います。
視野が広がるほど、選択肢も可能性も広がります。
視野を広げて、自分の夢を見つけて、どういう風に勉強していったら良いのか親子で一緒に考えてみるのはどうでしょう。
目の前にニンジンを吊るして走らせるよりも、大きく広く見渡せる場所に連れて行って自由に走らせる方が、ずっと効果的で健全ではありませんか。
ということで、ぜひイベントに!
(どこの回し者でもありませんけど😅)
イベント紹介からうっかり熱くなってしまいましたが、今後もそういう情報など交えていろいろ発信していきたいと思います!
よろしくお願いします❤️